脂肪腫(しぼうしゅ)の診断と日帰り手術
静岡市葵区のゆき形成外科クリニックでは、脂肪腫の診断と切除を行っています。

当院の特徴
・女性形成外科専門医が、痛みや傷跡に配慮した手術を行います。
・診察当日の手術もご相談いただけます。(当日可能な大きさ:4cm程度まで)
・脂肪腫かどうかご自分で分からなくてもご相談ください。脂肪腫でない場合も、正確な診断と適切な治療を行います。
日帰り手術についてのページもご覧ください
脂肪腫とは?
皮膚の下にできた脂肪のできもので、柔らかいしこりとして自覚されることが多いです。背中や肩に単発することが多いですが、腕などに痛みのある小さい脂肪腫が多発することもあります。(血管脂肪腫)
診断は?
慣れた医師なら触っただけで脂肪腫だろうと推測はできますが、他の軟部腫瘍(脂肪や筋肉にできた腫瘍)との区別のため、基本的には画像検査を行います。エコー検査が簡便でよく行っていますが、MRI検査が必要になることもあります。
切除した方がいい?
自然には消えず、徐々に大きくなることが多いです。大きくなればなるほど手術は大変になり、傷も大きくなります。既に邪魔になっていたり、見た目が気になっているなら早めに取った方が良いです。気にならない場合はしばらく様子をみることもあります。ほとんどは良性ですが、増大のスピードが速かったり深部にできた脂肪腫は悪性のこともありますので注意が必要です。
手術方法は?
局所麻酔後に脂肪腫の上の皮膚を切開し、脂肪腫を取り出して丁寧に縫合します。傷あとは脂肪腫の直径より少し短いくらいが目安です。
手術1週間後頃に再診して抜糸が必要です。ドレーンという血抜きの管を入れることがあり、その場合は翌日の受診をお願いしています。
当院での治療
大きくない(部位にもよりますが6-7cm程度まで)脂肪腫は当院で治療が可能です。大きな脂肪腫やMRI検査が必要な場合は総合病院などへ適切にご紹介させていただきます。
おでこの脂肪腫に注意
おでこに脂肪腫ができた場合、手術の際は神経損傷に注意が必要です。形成外科での治療がお勧めです。(もちろん当院でも可能です。)
手術費用
3,840~15,030円(皮膚・皮下腫瘍摘出術)
- 部位や大きさによって変動
- 保険適用で3割負担の場合の費用です。
- 診察料やお薬代が別途必要です。
病理検査 2.970円
執筆者情報
院長 杉村友紀(形成外科専門医)
このページは院長本人が執筆しており、内容は最新の医療知識に基づいています。
最終更新日:2025年10月20日