巻き爪、陥入爪(かんにゅうそう)の治療
静岡市のゆき形成外科クリニックでは、巻き爪や陥入爪に対する幅広い治療を行っています。

当院の特徴
・爪切り指導、テーピング、巻き爪矯正、陥入爪手術などの幅広い治療法から、それぞれの症状に合わせた治療をご提案します。
・診察当日の処置、日帰り手術もご相談いただけます。
巻き爪とは?
つま先で蹴らない歩き方や合わない靴(特につま先の狭い靴)、加齢などにより、爪が巻いてきます。進行すると筒の様になる場合もあります。
陥入爪とは?
爪が皮膚に食い込み痛みが出ます。悪化すると出血したり肉芽(赤い膨らみ)が出たりします。巻き爪が原因のこともありますし、巻き爪はなくても深爪により陥入爪を起こすこともあります。
治療した方がいい?
痛みや出血があれば治療の相談にいらしてください。巻き爪だけで痛みがなければ様子を見ても大丈夫ですが、巻き爪矯正をしても良いです。
治療方法は?
軽度な陥入爪ならテーピングで良くなることも多いです。食い込んでいる爪と皮膚を離すように伸びるテープを貼ります。爪の切り方に問題がある場合は、爪切りの指導も行います。
大きい肉芽がある様な重度の陥入爪や、テーピングだけでは治らない場合、何度も繰り返している場合は手術をご提案します。
巻き爪矯正とは?
巻いた爪を伸ばす目的で、専用のワイヤーや器具を装着します。一旦は巻きや痛みが良くなることが多いですが、歯の矯正と違って、爪が伸びて入れ替わるとまた巻き爪になります。残念ながら保険適用にはなっていませんので、痛みなどの症状がある場合も自由診療となります。巻き爪で痛みがあるけど手術はちょっと…という場合や、巻いた見た目が気になる場合、進行を予防したい場合にお勧めです。(巻き爪矯正について詳しくはこちら)
手術方法は?
当院ではフェノール法による日帰り手術を行っています。局所麻酔を行い、食い込んでいる爪を縦に取り除きます。それで一旦は症状は良くなりますが、爪が生えてくるとまた痛みが出るので、取り除いた部分の爪がもう生えてこないようにフェノールという薬品で処理をします。手術後は爪の幅が狭くなります。
手術後の経過
手術後は3-4週間程度、ご自宅でキズの処置(シャワー洗浄、お薬を塗る、ガーゼ又は絆創膏)が必要になります。手術1週間後、3週間後を目安に再診してください。
痛みは感じ方に個人差がありますが、もともと陥入爪の痛みが強かった方は、手術の直後から楽になったと感じる方もいらっしゃいます。
陥入爪の手術費用
(保険適用で3割負担の場合の費用です。診察料やお薬代が別途かかります。)
| 陥入爪手術 簡単なもの (K091) | 4200円 |
執筆者情報
院長 杉村友紀(形成外科専門医)
このページは院長本人が執筆しており、内容は最新の医療知識に基づいています。
最終更新日:2025年10月20日