肥厚性瘢痕・ケロイドの治療
静岡市のゆき形成外科クリニックでは、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療を行っています。傷あとがミミズ腫れになったり、傷み・かゆみがある場合はご相談ください。
当院の特徴
・ケガや手術のあと、傷がミミズ腫れになった場合の治療を行っています。他の医療機関で治療後の傷あとも、ご相談いただけます。
・内服薬、外用薬、注射、手術、圧迫療法を適切に組み合わせて治療を行います。
肥厚性瘢痕・ケロイドとは?
ミミズ腫れになったり、傷あとがどんどん拡大する状態です。赤く盛り上がり、傷み・かゆみが出ます。
ケガや手術の傷が治った後、徐々に盛り上がりや赤みが減っていくのが正常です。しかし肥厚性瘢痕・ケロイドの場合は、数ヶ月から数年かけて赤みが増え、盛り上がり、痛みかゆみが増していきます。
肥厚性瘢痕とは
傷あとがミミズ腫れになりますが、もともとの傷あとを超えては大きくなりません。無治療でも数年以上かけて、徐々に落ち着くことも多いです。
ケロイドとは
もともとの傷あとを超えて、赤く盛り上がってきます。無治療だと落ち着きづらいです。
肥厚性瘢痕・ケロイドの原因は?
簡単に言うと、傷が治りすぎてしまうことが原因です。ケガや手術の他、ニキビや虫刺されなども原因になります。
体質的にケロイドになりやすい方がいらっしゃいます。また、肥厚性瘢痕・ケロイドになりやすい部位が複数あります。(耳、前胸部、恥骨部、肩周囲など)
これらに傷が加わると、肥厚性瘢痕・ケロイドが生じることがあります。
肥厚性瘢痕・ケロイドの治療
複数の治療を組み合わせて行います。
貼付薬による治療
ステロイドの入った貼付薬(湿布のようなもの)を自分でちょうど良い大きさに切り、患部に貼り付けます。毎日お風呂に入る時に剥がし、上がったらまた貼ります。1か月以上続けると、徐々に痛み、かゆみ、赤み、盛り上がりが改善してきます。
注射による治療
ステロイド注射を直接患部に注射します。1ヶ月に一度程度受診していただき、数回程度は注射を行います。徐々に痛み、かゆみ、赤み、盛り上がりが改善してきます。
注射のため、貼付薬で効果が不十分だった方に行うことが多いです。
圧迫療法
シリコンシートやスポンジなどで患部を物理的に圧迫します。こちらも痛み、かゆみ、赤み、盛り上がりが徐々に改善してきます。他の治療法と組み合わせて行うことをお勧めしています。
内服薬による治療
トラニラストや漢方薬(柴苓湯)は肥厚性瘢痕・ケロイドを改善させる効果があると言われています。
個人的な感触では内服薬だけだと効果は不十分で、他の治療と組み合わせて内服していただくことがあります。
手術
患部を単純に切り取って縫合すると、もともとのケロイド体質やケロイドになりやすい部位が変わるわけではないので、再発のリスクは高いです。
再発を抑えるため、Z形成術(ジグザグになるように縫合する手術)を行ったり、放射線治療、内服薬、圧迫療法を併用して治療を行います。
(放射線治療は当院では行っていません。必要な場合は適切な高次医療機関へご紹介します。)
執筆者情報
院長 杉村友紀(形成外科専門医)
このページは院長本人が執筆しており、内容は最新の医療知識に基づいています。
最終更新日:2026年1月20日